音楽で食いたい人がよく騙されるアレコレ 売り込める事務所はほぼ無いと思って!(インディーズの場合)

ちょっと業務的な事やってみます。インディーズでの話。

もしこの記事読んでこの事で困ってるミュージシャン居たら相談聞きます。

このBlogのコメントに書き込んでくださいね。

僕の周りにも沢山ミュージシャンが居ましたが、

どこぞの音楽事務所的なところに所属してます!

的にやってる人結構多いです。

でも僕の感想としましては、

インディーズ界隈でまともにアーティストを売り出せる事務所はほぼ存在しない。

ウチの動画のコメントにもありましたが、

そもそも売り出す力があればメジャーで活動してたり。

僕の知ってる中では、

昭和の時代からやってる老舗事務所ならホテルの演奏などの仕事は回してくれるところがあります。

この場合はアーティストの技量は最初から必要なのでこれからの人は難しい。

基本この場合JAZZやシャンソン、クラシックの人が多いです。

インディーズでも食えないことも無くて、

メジャーより小回り利くインディーズのほうを好むミュージシャンも多い。

自分の好きに運営できるというメリットがあります。

僕らもその中の1つです。

ところが一般的にバンドマンが入るインディーズ界隈の事務所は

「アーティストからお金貰って食う」

と言う感じがスタンダード。

そのためあまり利益を上げれなくて会社でも細々と個人営業的なところが殆どです。

たとえば

CD制作代、サポートミュージシャン代、RECマスタリング代、

イベントへの出演費用、ライブハウス代、コミュニティーFMへの出演代などなど。

いわゆるミュージシャンへの万事屋(よろずや)みたいな感じで、

アーティストを売り出すという感じではない事が殆ど。

しかも上記は今なら全部自分で出来る時代です。

僕らがYouTubeやる前でも、FMラジオなんかは自分で営業したら結構出れたし、

CDなんて自分で作れる。サポートミュージシャンも自分で探せる。

REC技術ぐらいかな~、一般で難しいのは。

ライブハウスも結構似た感じのところ多いです。

一部すごい考えてるライブハウスももちろんあります。

イケてないライブハウスの場合、

アーティストからのノルマ徴収が収入源なので、

育てるより、上手でも下手でも多数のアーティストをかき集めたほうが儲かる。

だから誰でもライブハウスに出れるのはこれです。

ライブハウスで普通に1人でカラオケで歌う人が沢山出てるぐらいなので、

バンドの為のライブハウスと言うのはもう古いかと思います。

Twitterでよくあるのが

「音源聴かせていただきました!とても素晴らしいですね!是非出演いただけないでしょうか?」と、スカウトされたみたいなメッセージが長々と来て、

そんなに私凄いんだ!と、褒められて喜んでたら最後に、

「では・・・2000円x20枚のチケットノルマになりますので・・・」と。

ライブハウス慣れてる人はいいですが、

ライブとか初めての人はこれに騙された人も多いと思います(;^_^A

相手を褒めて、一見スカウトに見せかけて最後にお金の話をして売り上げにするスタンダードな営業方法。

でも初心者はわかんないですよね。

意図的に初心者にこういう営業を絞り込んでるところもあります。

さて、事務所の話になりますが、

そういうところに所属していたらいつまで経っても売れないし、

音楽でご飯を食べるなんてことは到底無理です。

バイトして、そのお金をほぼ全額事務所につぎ込むような人も居ます。

事務所も生活があるので上記商売は全く問題ないとは思いますが、

アーティストの認識が「売れるための事務所」と思ってたらそれは間違いです。

現状ほぼ売り込む能力がありません。

で、ここでどうしても事務所所属でやりたい場合は

「YouTubeのプロデュースが出来る事務所」

を選ぶべきだと思います。

僕が色々調べたところ、

関西圏のインディーズ事務所がやってるYouTubeチャンネルは、

せいぜい数百人程度の登録者。1000人超えてるところは今のところ発見できず。

登録者だけでなく月間の再生数も大事。登録者居ても再生数なければ無意味です。

生配信などしても知り合いを自分で呼ばなきゃ成り立たない場合が多い。

これでは新規獲得できなくてアーティストも売り込めません。

じゃ、自分でやればいいやん?てなりませんか?

2ch創設者のひろゆきさんも言ってるように、

今、ミュージシャンが売れるには何が一番?に対して

「YouTubeのフォロワー数」

と秒で答えていましたが、

僕もこれは意見全く同じです。

僕が自分でYouTubeやっててわかりました。

「今まで何やってきたんだろ?」

と思うぐらい、YouTubeで伸びた後の世界が違います。

つまり告知能力や拡散能力のない事務所はあまり所属する意味がないという事です。

事務所自体のチャンネルが無くても、YouTubeのプロデュースがうまいとか、

そういうのがあればいいですが、今のところそんな事務所見たこと無いです(;^_^A

というか、YouTuber専用の事務所かライバーの事務所ほうが効率良いという話になります。

ここでふと思ったのが

「無いものは作ったらいい」

なんですよね。

今のところ手いっぱいで無理ですが、

ウチのチャンネルはバンドマンのYouTubeとしては比較的再生もされて、

登録数も8900人まで増えてきてる。

そう、事務所を名乗ってるところより自分たち1バンドマンのほうが拡散力あるんですよ(;’∀’)

これを使って週1回とか、売り出したいミュージシャンに何らかの企画に出てもらう。

こう言う番組も出来たらいいな~とか思ってます。

どこかの事務所と協力して、

気に入ったアーティストをウチのチャンネルでゲスト出演させてとか、

いきなり演奏してもらっても伸びないので、企画に出てもらって、

「人として知ってもらう」

ことを先にすれば意外といけそうだな~と思います。

はい、

YouTubeである程度伸びてくると色々な事に応用できるんです。

だから、

プロデューサーや事務所を名乗る方や業者さんもぜひ、

YouTubeチャンネルを1つぐらいは1万人以上行くぐらいにしてほしい。

ちゃんと育てるには今の時代、それしか方法ありません。

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